足立佑介‘s diary

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【杉山金太郎】正直に進む

こんにちは。

 

足立佑介です。

 

今回は、杉山金太郎さんです。

 

J-オイルミルズの創業者です。

 

彼は紀州和歌山で百姓の子として生まれました。

貿易会社で働いていたが、鈴木商店の大番頭である金子直吉と会った彼は直ぐに製油事業の会社の社長を引き受けることにしたそうです。

 

苦境に陥っていた会社を立直すために杉山はまずは正金銀行に融資を頼むことに。

実情を一切隠さず、ずばり助けてもらいたいと話しました。

 

しかし担保物件として提供出来るものは何もありせん。

そこで彼は私の首を担保におくから面倒を見てほしいと懇請したのです。

 

最初は融資を渋っていた銀行だが「杉山君の人格を信頼して融資をしてやろうじゃないか」ということで融資に踏み切ることになるのです。

 

ここから彼は製油会社を見事に立直らせ大きく発展させていきました。

この会社が旧豊年製油(現J-オイルミルズ)です。

 

彼は豊年製油中興の祖であり、近代的製油工業の先駆者として世の中に貢献しました。

 

「商売人は、ときとすると、駆け引きをし、嘘をつくことを商売の常道と考えがちであるがこれはとんでもないあやまちだ。世の中に立っていく以上は、士魂商才の精神を持って進まなくてはならない。」と考えこれを信念として実行してきたといいます。

 

経営者は生残るためとはいえ、苦し紛れに嘘をついたり、誤魔化したりしたくなる気持が出てくるかもしれません。

 

「嘘をつかなければならないような経営は心から慎め――と、企業の大小の問題ではない。長い間には、たとえ一時逃れとわかっていても、嘘をついて、その場をおさめたいときもあるだろう。しかし、それは所詮、一時しのぎの手段でしかない。いや、そのために、あとあとになって、思いがけない故障を招くかも知れない。逆に正直でさえあれば、よけいな“つくろい”をしなくてすむだけでも、いいではないか」

 

正直で健全な経営をする為、

この言葉を心に刻みながら経営判断を進めていきます。

 

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