拡張の為に何を活かすか
こんにちは。
足立佑介です。
今回は、「リチャード・ブランソン」さんです。
コングロマリットである、ヴァージン・グループの創設者で会長を務められている方です。
そんな彼の経歴はチャレンジャーそのものです。
17歳のときにパブリックスクールを中退して「Student」という雑誌を創刊。
その後、趣味で始めた中古レコードの通信販売で成功。
レコードレーベル「ヴァージン・レコード」を立ち上げ、人気ミュージシャンが所属しイギリスを代表するレコードレーベルへ。
1984年、ヴァージン・アトランティック航空を設立。
その後もヨーロッパ圏内の格安航空会社ヴァージン・エキスプレス、オーストラリアの格安航空会社のヴァージン・ブルー、ナイジェリアにヴァージン・ナイジェリア、アメリカに格安航空会社のヴァージン・アメリカを設立。
音楽産業や航空産業での成功を元に、ヨーロッパ圏内の携帯電話事業への参入。
「ヴァージン・コーラ」などの飲料水事業、「ヴァージン・シネマズ」という世界に展開する映画館、大手バス会社のステージコーチ・グループとの合弁企業「ヴァージン・トレインズ」を設立して様々な事業へ次々と参入。
「ヴァージン・ギャラクティック」を立ち上げ、宇宙旅行事業にも参入を開始しています。
フォーミュラ1へのスポンサリングを開始し、イギリスが本拠の「ブラウンGP」へスポンサーとして参加。
新規参戦予定のマノー・グランプリへ出資し、チーム名を「ヴァージン・レーシング」と変更してF1への体制を強化。
近年は飛行機による無着陸世界一周飛行、
熱気球での太平洋や大西洋横断や世界一周飛行、
民間宇宙旅行など、空の冒険へ積極的に参画。
1991年に行われた気球での太平洋横断チャレンジの際では自らが搭乗者として乗り込んでいます。
イギリス経済への貢献により、エリザベス女王より「ナイト」の称号を賜わる。
とんでもない経歴をお持ちの方ですが、
そんな彼にも苦手なことがありました。
生まれつき難読症で文字を読むのが苦手だった。
事業を志し、営んでいく上で読書はとても大事なことです。
ですが彼はそれが難しかったことが予想されます。
そのことについて、
「企画書を読むのには苦労したが、その分イマジネーションを膨らますのが得意になったから、自分はビジネスに成功した」
と発言しています。
自分の短所をどうするかよりも、
長所をどう活かすかの方が事業を拡張する上で大切ということでしょう。
これは経営だけでなく、人生においても同じことが言えるのではないでしょうか。