足立佑介‘s diary

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【堤康次郎】今を熱心に生きる

こんにちは。

 

足立佑介です。

 

本日は、堤康次郎さんです。

 

西武グループ創業者。

昭和27年衆議院議員

昭和28年衆議院議員議長。

 

彼が人事上の大抜擢をしたお話しです。

 

敗戦から2年後、就職しようにも新たに採用などする会社などない時代。
「便所掃除と風呂番ぐらいはできます」といって、軽井沢のホテルに雇ってもらった男がいました。

 

彼は仕事にありつけただけでも大喜びで、
毎日早朝は便所掃除、夜は風呂の掃除と与えられた仕事に没頭したのです。

 

朝の5時便所掃除をしていると、決まって顔を合わせる客がいました。
その客は常連客のように来館しており、そのうち声をかけられるようになったそうです。

この声をかけた客こそ、西武グループの創業者の堤康次郎であったのです。

当時はみな「大将」と呼んでいたそうです。

 

それから風呂場でも大将と顔を合わすようになり、背中を流すようになりました。

大将は駒村の仕事への実直ぶりと勉強熱心な人柄に大変感心したそうです。

 

それから数年後のある日、駒村はグリーンホテルの支配人から呼び出されました。

支配人室に出向くと、支配人に「駒村君、君が僕の後任だ」と、
駒村は最初何を言われているのか分からなかったようですが、それは大将じきじきの人事だったのです。

 

清掃員が支配人に抜擢されたのですから大騒ぎですね。

 

「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ」

これは阪急グループの創業者、小林一三さんの言葉です。

 

今、目の前のことを熱心に取り組む。

情報化社会で目移りもしやすい今の世の中だからこそ求められる能力なのかもしれませんね。

 

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