足立佑介‘s diary

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信じて任せる

こんにちは。

 

足立佑介です。

 

今回は、「御手洗毅」さんです。

 

言わずと知れたキャノン創業者であり、初代社長です。

 

 

彼の経歴ですが、

 

太平洋戦争以前は産婦人科医として御手洗産婦人科病院を開業。

 

32歳で精機光学研究所に共同経営者として参画。

 

彼にはカメラのことも経営のことも分かりませんでしたが、

医療用途のカメラを製造するといった医師ならではの視点で会社のピンチを救ったことがありました。

 

そういった経緯もあり、41歳の時に社員たちから社長就任の強い要請を受け、

迷った末に彼は社長の座を引き受けたのです。

 

太平洋戦争による空襲で彼の経営していた産婦人科病院は焼失。

 

戦争終了後は経営に注力しました。

進駐軍の間で精機光学工業のカメラは高く評価され、御手洗は自社のカメラを海外でも販売しようと決めます。

 

敗戦国日本のカメラはブランド力で劣っていたために当初は苦戦をしていましたが、

高い技術力に支えられた高い品質により、徐々に高い評価を得るようになっていきました。

 

彼自身にはカメラの知識も経営の経験もありませんでしたが、

医師であった事から医療用機器の開発を推進し、

技術者たちを信じて任せたことが成功につながりました。

 

それが、その後現在も続く開発・製造の原点となりました。

 

この会社は現在ではキャノンの名で世界的に有名な企業となりました。

 

得意分野で最大限能力を発揮すること。

仲間を信じて任せること。

 

経営においてとても大事なことですね。

 

 

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