感謝と誠実さの塊
こんにちは。
足立佑介です。
今回は、「岩波茂雄」さんです。
岩波書店創業者であります。
彼は、
帝国大学(現東京大学)を卒業し、神田高等女学校の教師になります。
教師を辞めて古本屋を開業。
その後出版事業へ。
処女出版が文豪・夏目漱石の「こころ」です。
関東大震災で商売上の財産を全て失いますが、その後日本の文庫文化を創り出す先駆となる「岩波文庫」を創刊しました。
商売の家系でもなく、経験もなかった彼がなぜ商売で成功できたのか、
私は大きな要素が2つあると思っています。
・何処までも誠実であったこと。
・困難に立ち向かう精神力があったこと。
岩波書店が神田神保町にあった書店2棟、今川小路の倉庫3棟、有楽町の印刷工場なども全て焼失したときでさえ、家族や著者に感謝し、人を大切にしたのです。
すぐに復興の先頭に立ち上がり、へこたれることなく、
むしろ前より元気に自転車で著者のところを訪ねてまわっていたそうです。
人を大切にし、何があっても何度でも立ち上がる。
人生や経営において成功するためには欠かせない要素ですね。