経歴は関係ない
こんにちは。
足立佑介です。
今回は、「伊藤忠兵衛」さんです。
厳密にお伝えすると二代目 伊藤 忠兵衛さんについてです。
伊藤忠商事と丸紅という2つの総合商社の基礎を築いた方です。
彼ははまさに座談の天才だったそうです。
大学を出ている出ていない、有名企業に属していなくとも肩書きがない、どんな人とも話が合わせられ、どんな人に会っても物怖じしない、人物であったそうです。
彼の経歴としては、
初代忠兵衛さんが亡くなった17歳のタイミングで
大学進学を断念し家督を相続。
そこから修行を積み、22歳の時に伊藤家の事業をまとめて
伊藤忠兵衛本部を設立し代表に就任。
彼は大学を出ていないものの博学で、
その知識をひけらかすのではなく、話題を提供して場を白けないようにする心配りがあり、だから誰からも慕われたそうです。
そういった気質もあり、戦後は親善外交としても活躍しました。
首相からの依頼もあり、
踊りを披露することで打ち解けた宴席となったそうです。
一流大学を出たり一流企業に勤めると、それだけで人は関心を示してくれるかもしれない。
しかしそれだけだと、いつの間にか自身に魅力をつけることを忘れてしまうのかもしれません。
これまでの経歴が一流でなくとも、
勤勉さと謙虚さ、雑談力があればどこからでも成功することが出来る。
彼のエピソードを聞くとそう思わせていただけますね。